🗣️自分「インターンシップの選考に通ったけど、他社の選考が進んでしまって参加できなくなった…どう断ればいいんだろう」
🙂友人「メールと電話、どっちで伝えるのが正解なんだろうね」
インターンシップは、就職活動において企業と学生がお互いを理解し合うための貴重な機会です。参加することで得られる学びは多い一方、事情によって辞退を選ばざるを得ない学生も少なくありません。
しかし、「日程が合わない」「他社の選考と重なってしまった」「体調が悪い」など、参加したくても断らざるを得ない状況は誰にでも起こり得ます。
大切なのは、企業側にも学生側にも失礼のない形で、お互いが納得できる伝え方をすることです。
この記事では、インターンシップを断ってもよいのか、そしてメール・電話・LINEといった手段別に、どう伝えれば角が立たないのかを、そのまま使える例文とともに解説します。
インターンシップは断れる?
結論から言うと、インターンシップは断ることができます。
インターンシップはあくまで企業と学生が相互理解を深めるための場であり、内定と違って法的な拘束力はありません。
そのため、事情があって参加できなくなった場合は、辞退の意思を伝えれば問題ありません。
企業側も、学生からの辞退連絡自体は日常的に受けており、決して珍しいことではありません。むしろ人数調整のためにも、早めに事実を知らせてもらうほうが企業にとってはありがたいものです。
ただし、無断でキャンセルしたり、直前まで連絡をしなかったりすると、企業側の準備や他の参加者に迷惑がかかり、学校や自分自身の印象を損なう可能性があります。
特に大学のキャリアセンター経由で申し込んだインターンシップの場合、辞退の連絡を怠ると大学と企業の信頼関係にも影響が及ぶことがあります。
断ること自体は問題ないからこそ、伝え方とタイミングには気を配りましょう。誠実な対応を心がければ、辞退した企業と将来また別の形で縁がつながる可能性も十分にあります。
インターンシップを断りたい理由
インターンシップは、企業の雰囲気や仕事内容を体験し、自分に合った会社や職種を見つけるための機会です。
ですが、参加したくても断らざるを得ない状況になる学生は少なくありません。
ここでは、インターンシップを断りたくなる代表的な理由を紹介します。自分の状況と照らし合わせながら、どう伝えるべきかのヒントにしてみてください。
日程や時間帯が合わない
インターンシップの開催日程や時間帯は企業によって異なります。
大学の授業やゼミ、アルバイトのシフトと重なってしまい、参加できないケースは珍しくありません。特に長期休暇中は複数企業のインターンシップが集中しやすく、日程調整が難しくなりがちです。
ただし、こうした理由をそのまま正直に伝えると、やる気がないと受け取られ印象が悪くなる可能性があるため、理由を伝えるかどうかは慎重に考えましょう。
興味がなくなった
インターンシップに参加する目的は、自分の興味や適性を確かめることです。
申し込み時は関心があっても、他の企業研究を進めるうちに興味が薄れてしまうこともあります。この場合も、無理に参加して時間を割くより、正直に辞退を伝えたほうがお互いのためになります。
他社の選考やインターンと重なった
複数の企業のインターンシップに申し込むこと自体は問題ありませんが、日程が重複してしまうと、どちらか一方しか参加できません。
就活が本格化する時期は、より志望度の高い企業の選考やインターンと重なり、やむを得ず一方を辞退するケースもよくあります。
この場合、どちらの企業への志望度が高いか、得られる経験の内容や開催時期を比較したうえで、後悔のないように判断することが大切です。
体調や家庭の事情で参加できない
体調不良や家族の介護、冠婚葬祭など、やむを得ない事情で参加できなくなる場合もあります。
この場合は無理に隠さず、差し支えない範囲で事情を伝えれば、企業側も納得しやすくなります。「体調不良のため」「家庭の事情により」といった簡潔な表現でも十分に伝わります。
インターンシップを断るときの注意点とコツ
断ること自体は問題ありませんが、伝え方を誤ると印象を大きく損ねてしまいます。以下のポイントを押さえておきましょう。
無断欠席は絶対にNG
最もやってはいけないのが、連絡をせずに当日を迎えてしまう無断欠席です。
企業側の準備や他の参加者に迷惑がかかるだけでなく、大学の評判や他の学生の今後の応募にも影響しかねません。連絡さえすれば防げるトラブルなので、忙しくても必ず一言伝えましょう。
なるべく早く連絡する
参加できないと分かった時点で、できるだけ早く連絡しましょう。
直前の連絡は企業側の調整の負担が大きくなるため、遅くとも開催日の数日前までには伝えるのが望ましいです。判断に迷っている段階でも、早めに一報を入れておくと印象を損ねません。
言いにくい理由は正直に書かなくてよい
「他社の方が志望度が高いから」など、正直に言うと印象が悪くなりそうな理由は、無理に伝える必要はありません。
「学業都合」や「一身上の都合」といった簡潔な表現でも失礼にはあたりません。無理に事情を作り話する必要はなく、簡潔な表現の範囲で十分です。
辞退してもいいか、とは聞かない
「辞退させていただいてもよろしいでしょうか」のように許可を求める形にすると、やり取りが長引いてしまうことがあります。
辞退の意思はすでに固まっているはずなので、「辞退いたします」と結論をはっきり伝えましょう。
感謝と謝罪をセットで伝える
参加の機会をもらったことへの感謝と、直前になって辞退することへの謝罪は必ず伝えましょう。
この一言があるかないかで、相手が受け取る印象は大きく変わります。形式的な言葉であっても、書き添えるだけで丁寧さが伝わります。
無駄なことは書きすぎない・話しすぎない
辞退の連絡では、謝罪の気持ちが強いあまり、言い訳のような説明を長々と書いてしまう人がいます。
結論(辞退すること)と理由は簡潔にまとめ、余計な言い訳や事情の詳細説明は避けるほうが、かえって誠実な印象になります。
やむを得ない場合は日程変更の相談も検討する
「本当は参加したいが、この日程だけがどうしても合わない」というケースでは、辞退の前に日程変更が可能か相談してみるのも一つの方法です。
企業によっては別日程の枠を用意してくれることもあるため、完全に断る前に相談してみる価値はあります。ただし、無理強いにならないよう「難しければ辞退します」という姿勢は忘れないようにしましょう。
💬 例文(日程変更の相談)
「〇〇大学の山田太郎です。〇月〇日開催のインターンシップに申し込んでおりますが、大学の試験と重なってしまい、参加が難しい状況です。もし別日程の開催がございましたら、そちらに変更していただくことは可能でしょうか。難しい場合は、今回は辞退させていただきます。」
伝達手段別|インターンシップの断り方と例文
インターンシップを辞退する際は、企業からの案内に記載された連絡方法に従うのが基本ですが、指定がない場合はメール・電話・LINEのいずれかで伝えることになります。ここでは、それぞれの手段ごとに伝え方のポイントと例文を紹介します。
メール編
メールで辞退を伝える場合は、件名だけで用件が分かるようにし、本文は簡潔にまとめましょう。
メールは記録が残るため、電話のように聞き逃しの心配がなく、担当者が忙しい時間帯でも都合のよいタイミングで確認してもらえるというメリットがあります。急ぎでない場合の第一選択肢として適しています。
- 件名で内容が分かるようにする(例:インターンシップ辞退のご連絡)
- 大学名・学部・氏名を明記する
- 辞退の意思を簡潔に伝える
- 感謝と謝罪の言葉を添える
- 今後の機会への意欲を伝える(任意)
これらを踏まえたメールの例文はこちらです。
💬 例文(メール)
「件名:インターンシップ辞退のご連絡【〇〇大学 山田太郎】
株式会社〇〇 〇〇様
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の山田太郎と申します。
この度は、〇月〇日に開催予定の貴社インターンシップにお誘いいただき、誠にありがとうございます。
大変恐縮ではございますが、学業都合により参加が難しくなってしまったため、今回は辞退させていただきたくご連絡いたしました。
貴重な機会をいただいたにもかかわらず、このようなご連絡となりましたこと、深くお詫び申し上げます。
もし今後別の機会がございましたら、ぜひ参加させていただきたく存じます。
何卒よろしくお願いいたします。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科 山田太郎
メールアドレス:〇〇@〇〇.com
電話番号:090-〇〇〇〇-〇〇〇〇」
参考までに、避けたほうがよいNGな伝え方も紹介します。
🙅 NG例文(メール)
「すみません、都合が悪くなったのでインターン行けません。また機会があればよろしくお願いします。」
この例文は、宛名や名乗りがなく、感謝や謝罪の言葉も不足しているため、担当者にとって誰からの連絡かも分かりにくく、軽い印象を与えてしまいます。件名・名乗り・感謝・謝罪の4点は必ず入れるようにしましょう。
電話編
電話で伝える場合は、担当者につながりやすい時間帯を選び、簡潔に用件を伝えることを意識しましょう。
開催日が近く、メールでは間に合わない可能性がある場合や、企業からの案内で電話連絡が指定されている場合は、電話で伝えるのが基本です。声のトーンや話すスピードにも気を配ると、より丁寧な印象になります。
- 10時〜18時、できれば14時〜17時頃にかける(昼休みの時間帯は避ける)
- 大学名・氏名を名乗り、担当者に取り次いでもらう
- 辞退する旨を簡潔に伝える
- 感謝と謝罪を伝える
- 相手が電話を切ってから2〜3秒後に自分から切る
担当者が電話に出た場合の会話の流れは、次のようなイメージです。
🗣️採用担当「お電話代わりました、採用担当の〇〇です」
🙂学生「〇〇様、突然のお電話失礼いたします。〇〇大学の山田太郎と申します。〇月〇日開催のインターンシップに申し込んでおりましたが、大学の試験日程と重なってしまい、参加が難しくなってしまいました。誠に恐縮ですが、辞退させていただきたくご連絡いたしました」
🗣️採用担当「かしこまりました。ご事情承知いたしました」
🙂学生「貴重な機会をいただいたにもかかわらず、このような結果となり大変申し訳ございません。またご縁がございましたら、ぜひ参加させていただきたく存じます。失礼いたします」(2〜3秒待ってから切る)
なお、担当者が不在の場合は、電話に出た人に「〇〇様がお戻りになるお時間はおおよそ何時頃でしょうか」と確認し、改めてこちらからかけ直す旨を伝えれば十分です。
LINE・チャット編
近年は、企業とのやり取りにLINE公式アカウントや専用チャットツールを使うケースも増えています。
普段企業とLINEでやり取りしている場合に限り、辞退の連絡もLINEで問題ありません。ただし、絵文字やスタンプは使わず、メールに準じた丁寧な文章を心がけましょう。
一方で、企業からの連絡が普段メールや電話だけの場合、いきなりLINEで辞退を伝えるのは避けたほうが無難です。連絡手段は基本的に、これまで企業とやり取りしてきた方法に合わせるようにしましょう。
- 企業から普段LINEで連絡が来ている場合のみ利用する
- 絵文字・スタンプは使わず丁寧な文章にする
- 要件(辞退の意思)を最初に伝える
- 返信がすぐ来なくても催促しない
💬 例文(LINE)
「〇〇大学の山田太郎です。お世話になっております。〇月〇日開催のインターンシップについてご連絡いたしました。誠に恐縮ですが、学業都合により参加が難しくなり、今回は辞退させていただきたく存じます。貴重な機会をいただいたにもかかわらず申し訳ございません。何卒よろしくお願いいたします。」
LINEは手軽に送れる分、文面がぞんざいになりやすい手段でもあります。カジュアルなツールだからこそ、より丁寧さを意識すると好印象につながります。
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メールと電話を両方使う場合
開催直前で辞退する場合や、確実に担当者へ伝えたい場合は、メールと電話を組み合わせるとより丁寧な印象になります。
例えば、先に電話で辞退の意思を伝えたうえで、改めてメールでも同じ内容を送っておくと、担当者側も記録として残しやすく親切です。
逆に、開催まで時間がある場合はメールのみで問題ありません。緊急性に応じて手段を使い分けましょう。
インターンシップを断るリスク
辞退そのものは問題ありませんが、伝え方次第では次のようなリスクもあることを理解しておきましょう。事前にリスクを把握しておけば、連絡の仕方にも自然と気を配れるようになります。
本選考で不利になる可能性がある
企業によっては、インターンシップの参加者を本選考で優遇する制度を設けています。
辞退することで、こうした優遇を受けられなくなる可能性はありますが、丁寧に対応していれば本選考自体に悪影響が出ることは基本的にありません。
企業の採用担当者は、就活生が複数社を並行して検討していることを十分理解しています。誠実な対応であれば、選考評価にマイナスとして記録されることはまずないと考えてよいでしょう。
大学や後輩の印象に影響する可能性がある
無断キャンセルや直前の連絡を繰り返すと、大学経由で参加している場合は大学の評判に、ひいては後輩の応募機会に影響することもあります。
インターンシップで得られる経験を逃す
当然ながら、辞退すればその企業でしか得られない経験や、社員との接点は失われます。
特に人気企業や倍率の高いインターンシップの場合、一度辞退すると同じ機会が二度と巡ってこないこともあるため、慎重に検討したいところです。
また、インターンシップ経由でしか出会えない社員やOB・OGとのつながりは、本選考の相談先やES添削の依頼先として役立つこともあるため、辞退によって失うものが何かを把握しておくことも大切です。目先の負担だけでなく、将来的なメリットも含めて総合的に判断しましょう。
本当にやむを得ない事情なのか、他の予定を調整できないかは、辞退の連絡をする前に一度冷静に検討してみましょう。
それでもなお参加が難しいと判断した場合は、迷わず早めに連絡することが、企業・大学・自分自身、いずれにとっても最善の選択です。
就活のさまざまな場面での断り方も知っておこう
インターンシップだけでなく、就職活動では選考や内定にまつわる辞退の場面が何度も訪れます。
就活エージェントを利用している場合、求人の紹介を断りたいときや内定を辞退したいときの伝え方は、転職エージェントの断り方とは?求人紹介や内定辞退などケース別にメールの例文で解説で詳しく解説しています。
また、アルバイトの選考に応募していて面接を辞退したい場合はバイトに応募したけど面接を辞退したい時の上手な断り方【例文や注意点あり】、内定をもらった後に辞退したい場合はバイトで採用されたけど内定を辞退したい時の上手な断り方と例文【注意点も解説】を参考にしてみてください。
いずれの場面でも、早めの連絡・感謝と謝罪・簡潔な理由という基本は共通しています。手段や相手が変わっても、この3つを押さえておけば大きく失敗することはありません。
辞退の連絡をする前のチェックリスト
連絡する前に、以下の項目を一度確認しておくと、伝え漏れや失礼な印象を防げます。
- 本当に参加できないか、日程調整の余地はないか確認したか
- 連絡手段は企業の案内に沿っているか(指定があればそれに従う)
- 大学名・学部・氏名を名乗る準備ができているか
- 辞退の結論を先に伝える構成になっているか
- 感謝と謝罪の言葉を入れているか
- 言いにくい理由を無理に詳しく書いていないか
- できるだけ早いタイミングで連絡しようとしているか
このチェックリストを満たしていれば、辞退の連絡によって印象を大きく損ねることはまずありません。
まとめ:誠実な連絡で好印象を保ちながら辞退しよう
インターンシップは断ることができますが、無断欠席や直前の連絡は企業や大学、他の学生に迷惑をかけてしまいます。
参加できないと分かった時点で早めに連絡し、感謝と謝罪をセットで伝えれば、辞退そのものが今後の評価を大きく下げることはありません。
メール・電話・LINEそれぞれの例文を参考に、状況に合った手段で誠実に伝え、気持ちよく次のステップに進みましょう。
一つの辞退連絡を丁寧にやり切れた経験は、その後の本選考や社会人になってからの断り方にも生きてきます。今回の内容を参考に、自信を持って連絡してみてください。
