お歳暮・お中元の断り方|角が立たない例文4選

お歳暮・お中元をやめたい時のマナーや角が立たない上手な断り方【例文あり】
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毎年12月や7月が近づくと届く、取引先や親戚からのお歳暮・お中元。「今年もお返しをどうしよう」「正直、そろそろやめたいけれど角が立たないか心配」と、箱を前にため息をついていませんか。

長年続いた習慣だからこそ、急にやめると「失礼な人だと思われないか」「関係が気まずくならないか」と不安になるのは当然です。特に、相手が目上の方や取引先の場合、断り方ひとつで今後の付き合いに影響しないか気になるものです。

しかし、伝え方の順番と言葉選びさえ押さえておけば、お歳暮・お中元は失礼なく辞退することができます。実際、定年退職や転職、家計の見直しをきっかけに、贈答文化を整理する人は年々増えています。

この記事では、相手との関係性ごとに使い分けられる断り方の例文と、お礼状・メール・電話・LINEそれぞれの伝え方のポイントを詳しく解説します。

お歳暮とお中元の贈り物を前に悩む場面
お歳暮・お中元の基本マナー
目次

お歳暮・お中元をやめたいと感じる主な理由

お歳暮やお中元を辞退したいと感じる背景には、さまざまな事情があります。まずは代表的な理由を整理しておきましょう。ご自身の状況と照らし合わせることで、相手に伝える際の理由もまとめやすくなります。

  • 転職や異動、離婚などで相手との関係が疎遠になった
  • 親を見送った後、故人とつながりのあった相手との贈答を続けるべきか迷っている
  • 高齢になり、贈り物の準備や費用が負担になってきた
  • 毎年の準備や手配が面倒に感じる
  • 経済的に余裕がなく、継続するのが難しい
  • 定年退職を機に、会社関係の付き合いを整理したい
  • 勤務先の規則で贈答品を受け取れない

理由はどれも珍しいものではなく、多くの人が同じように悩んでいます。大切なのは、辞退する理由を正直に、かつ簡潔に伝えることです。

複数の理由が重なっている場合もありますが、相手に伝える際は理由をひとつかふたつに絞りましょう。長々と事情を説明しすぎると、かえって言い訳がましく聞こえてしまうこともあるので注意が必要です。

お歳暮・お中元を断るときにやってはいけないNG対応

せっかく好意で贈ってくれた相手を不快にさせないためにも、次のような対応は避けましょう。

品物をそのまま返送する

受け取りたくないからといって、品物をそのまま送り返すのはマナー違反です。贈り主の気持ちを踏みにじる行為と受け取られてしまいます。

返送が必要なのは、公務員や会社の規則で受け取りが禁止されている場合のみです。その際も、断り状を添えて丁寧に返送しましょう。

品物が届く前に先回りして断る

まだ何も贈られていない段階で「贈らないでください」と伝えるのも避けたい対応です。相手がまだ贈るつもりがなかった場合、思わぬ誤解を招いてしまいます。

断りの連絡は、実際に贈り物が届いてから、または贈答の時期が近づいた段階で伝えるのが基本です。年賀状や暑中見舞いのタイミングに合わせて一言添えるのも自然な方法です。

受け取ったのに何も連絡しない

品物を受け取ったまま、お礼の連絡をしないのも失礼にあたります。連絡がないと、相手は「きちんと届いただろうか」と心配してしまいます。

辞退したい場合でも、まずは受け取ったことへの感謝を伝えた上で、今後は控えたい旨を丁寧に伝えましょう。この一手間が、今後の関係を左右します。

角が立たない!場面別・お歳暮お中元の断り方と例文

お歳暮やお中元を辞退する際は、相手との関係性や状況に応じて伝える手段を選びましょう。ここでは、お礼状・メール・電話・LINEの4つの場面に分けて、実際に使える例文を紹介します。

お礼状・手紙編(取引先や目上の方向け)

取引先の担当者や恩師など、フォーマルな関係の相手には、お礼状に断りの意を添えるのが最も丁寧な方法です。

まずは贈り物への感謝を述べ、次に辞退の理由を簡潔に説明し、最後に今後も変わらぬお付き合いをお願いする言葉で締めくくります。書面ならではの落ち着いた文体を意識すると印象がやわらかくなります。

💬 例文(取引先の担当者へ・お礼状)

「このたびは、ご丁寧にお心遣いを賜り、誠にありがとうございます。日頃のご厚情に深く感謝申し上げます。誠に恐縮ではございますが、社内規定の見直しに伴い、今後はお歳暮・お中元のお気遣いをご辞退させていただきたく存じます。何卒ご理解いただけますと幸いです。今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」

メール編(日頃からメールでやり取りする相手向け)

日頃からメールでやり取りをしている取引先や先輩であれば、メールで伝えても失礼にはあたりません。

件名で用件が分かるようにし、本文は結論を先に述べたうえで、感謝と辞退の意を簡潔にまとめましょう。長文にせず、要点を3〜4行でまとめるのがコツです。

💬 例文(日頃からメールでやり取りする先輩へ)

「件名:お歳暮のご厚意について ○○様 いつも大変お世話になっております。この度はお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。誠に勝手ながら、今後はお歳暮・お中元のお気遣いは辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。これまでのご厚意には心より感謝しております。今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします。」

電話編(毎年恒例になっている親戚・近所付き合いの相手向け)

電話で伝える場合は、文章と違って声のトーンが印象を左右します。明るく、しかしはっきりと辞退の意思が伝わるように話しましょう。

沈黙が続くと相手も気まずくなるため、事前に伝える内容を簡単にメモしておくと落ち着いて話しやすくなります。毎年やり取りしている親戚や近所の方には、電話のほうがかえって気持ちが伝わりやすい場合もあります。

🗣️相手「毎年恒例だから、今年もお歳暮を送らせてもらうね。」

🙂自分「お気遣いいつもありがとうございます。実は今年から、お互いの負担にならないよう、お歳暮のやり取りは控えさせていただきたくて…。もちろんお気持ちはとても嬉しいので、これからも変わらずよろしくお願いします。」

LINE・チャット編(家族や親しい友人限定)

家族や親しい友人など、普段からLINEでやり取りしている相手であれば、カジュアルな文面でも問題ありません。

ただし、絵文字を使いすぎず、感謝の気持ちはしっかり伝えることがポイントです。フランクな相手ほど、逆に一言添えるだけで丁寧な印象になります。

💬 例文(親しい友人へ・LINE)

「いつもありがとう!実はうちも余裕がなくて、来年からお歳暮やお中元のやり取りはお互いなしにしない?気持ちだけで十分嬉しいから😊 これからもよろしくね!」

電話でお歳暮辞退を伝える場面
伝えるタイミングを見極める

定年退職・転職のタイミングで断るときのポイント

お歳暮・お中元をやめる絶好のタイミングは、定年退職や転職など、環境が大きく変わるときです。

定年退職の際は、会社関係者へ挨拶状を送る機会に合わせて、お歳暮・お中元の辞退についても一言添えておくと自然に伝わります。転職の場合も、異動や退職の挨拶と合わせて伝えれば、相手も納得しやすくなります。退職に関連して、退職を引き止められた時の上手な断り方も参考にしてみてください。

💬 例文(定年退職の挨拶状に添える一文)

「なお、この度の退職を機に、今後のお歳暮・お中元につきましては、誠に勝手ながらご辞退させていただきたく存じます。長きにわたるご厚誼に、心より御礼申し上げます。」

直属の上司から定年後も変わらず贈り物が届くようなケースでは、退職の挨拶状だけでなく、年始の年賀状や電話でも改めて意思を伝えると、より確実に理解してもらえます。

断った後も関係を良好に保つポイント

お歳暮・お中元を辞退したあとも、相手との関係を良好に保つために意識したいポイントをまとめました。

  • 辞退する際は必ず感謝の言葉を添える
  • 一度に完全にやめるのが不安な場合は、金額や品数を減らして徐々にフェードアウトする
  • 電話や対面で伝えたあとも、お礼状やメールで改めて気持ちを伝えると丁寧
  • 相手からの厚意には、贈り物以外の形(年始の挨拶や近況報告など)で感謝を伝え続ける

同じように毎年の習慣を見直したい方は、年賀状じまいとは?やめ方と例文まとめも参考になります。また、香典や弔電など、他の贈答習慣を辞退する際のマナーは香典や弔電を辞退する時のマナーと上手な断り方で詳しく解説しています。

お歳暮辞退のお礼状を書く様子
感謝を伝えながら断る

よくある質問

一部の相手にだけお歳暮を断っても失礼になりませんか?

問題ありません。贈答習慣は相手ごとの関係性で決めるものなので、疎遠になった相手だけ辞退し、親しい相手とは継続するという判断は一般的です。理由を聞かれた場合も「今後は身近な方とだけ、気持ちのやり取りを続けたくて」のように答えれば角が立ちません。

喪中の時期にお歳暮が届いた場合はどう対応すればよいですか?

お歳暮やお中元は祝い事ではなく日頃の感謝を伝える贈り物なので、喪中でも通常どおり受け取って構いません。ただし紅白の水引がかかっている場合は、贈り主にその旨をやんわり伝え、次回から水引なしにしてもらえるかお願いしても失礼にはあたりません。

一度辞退した後、また贈答を再開してもいいですか?

再開してもマナー違反にはなりません。転勤で疎遠になっていた相手と再び親しくなった、経済的な事情が解消されたなど、状況が変わったタイミングで「またお付き合いをお願いしたい」と伝えれば、多くの場合は好意的に受け止めてもらえます。

会社として取引先全体へのお歳暮を一斉に辞退したい場合はどうすればいいですか?

個別に伝えるより、年末の挨拶状や取引先向けの案内文で「弊社では贈答品の授受を控えさせていただいております」と一斉に告知する方法が一般的です。特定の相手だけを名指しせず、全社的な方針として案内することで、角が立ちにくくなります。

まとめ:感謝を伝えながら角が立たない形で断ろう

お歳暮やお中元は一度始めると毎年続けるのが基本とされていますが、事情が変わればやめても失礼にはなりません。

大切なのは、これまでの厚意への感謝を伝えたうえで、丁寧に辞退の意思を示すことです。伝える手段や言葉選びひとつで、相手が受け取る印象は大きく変わります。

特に、取引先やフォーマルな相手にはお礼状、親しい間柄にはLINEというように、関係性に合わせて手段を選ぶことが、角を立てずに辞退する一番のコツです。

今回紹介した例文の中から、今の自分に一番近いものをひとつ選び、相手の顔を思い浮かべながら言葉を少し調整してみてください。それだけで、ぐっと伝わりやすい文面になります。

お歳暮・お中元をやめたい時のマナーや角が立たない上手な断り方【例文あり】

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