毎年何となく続けている暑中見舞い。今年もそろそろ書かなきゃ、と思いつつ、正直「そこまで親しくない相手にまで送る必要があるのかな」と迷っていませんか。義理で続けている暑中見舞いのやり取りをやめたいけれど、急にやめると相手に失礼な印象を与えないか不安になる方は多いものです。この記事では、角が立たずに暑中見舞いをやめる伝え方と、そのまま使える例文を紹介します。

なぜ暑中見舞いをやめにくいのか/NGなやめ方
暑中見舞いは、もともと相手の健康を気遣う夏の挨拶として広まった風習です。しかし近年はメールやLINEで気軽に近況を伝えられる時代になり、はがきでのやり取りを負担に感じる人も増えています。まずは自分がなぜやめたいのかを整理してみると、伝え方も自然と見えてきます。
とはいえ、長年の習慣になっているとやめにくいのも事実です。特に親戚や恩師、取引先など目上の相手だと、急にやめて失礼にならないか余計に気を遣ってしまいます。しかし、伝え方さえ工夫すれば、角を立てずに自然と減らしたり終わらせたりすることは十分可能です。
ありがちなNG例1:何も言わずに突然送らなくなる
一番避けたいのが、これまで送っていた暑中見舞いを何の連絡もなく突然やめてしまうことです。相手は「体調を崩したのでは」「関係がこじれたのかも」と心配や不信感を抱いてしまい、かえって気まずさを生んでしまいます。やめる時こそ、一言添えることが大切です。
ありがちなNG例2:形式的な理由を並べすぎる
「忙しくて」「最近は簡略化する人が増えているので」といった言い訳めいた理由を長々と説明するのも逆効果です。かえって言い訳がましく聞こえ、相手との距離を感じさせてしまいます。理由は簡潔にとどめ、感謝の気持ちとセットで伝えるのがポイントです。
ありがちなNG例3:義理で全員に一律送り続ける
本当は整理したい相手がいるのに、リストに入っている人全員へ機械的に送り続けてしまうのもよくあるパターンです。負担が減らないだけでなく、内容も形式的になりがちで、かえって気持ちが伝わりにくくなります。相手ごとに関係性を見直し、続ける相手とやめる相手を分けて考えることが大切です。
角が立たない断り方と例文
最後の一枚に添える一言編
年賀状じまいと同じように、今年最後の暑中見舞いに一言添えて締めくくる方法が最も角の立たないやり方です。感謝の気持ちを述べたうえで、今後は控える旨をさりげなく伝えましょう。
💬 例文
「毎年温かいお心遣いをいただき、ありがとうございます。誠に勝手ながら、これを機に暑中のご挨拶状は控えさせていただくことにいたしました。今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします」
メールでのご挨拶に切り替える文例編
取引先や仕事関係の相手には、はがきをやめる代わりにメールで簡潔にご挨拶を伝える方法もおすすめです。形式ばらずに近況を添えると、事務的すぎない印象になります。
💬 例文
「暑さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。本年より、暑中のご挨拶はメールにて失礼させていただいております。何卒ご容赦くださいませ。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます」
電話や直接会った時に伝える例文編
親戚や親しい間柄なら、電話や直接会った時に軽く一言伝えるだけでも十分です。かしこまりすぎず、自然な会話の流れの中で触れるのがコツです。
🗣️相手「あら、今年は暑中見舞い来てないけど元気にしてる?」
🙂自分「ごめんね、最近ちょっとやり取りを整理していて。でも電話やLINEではちゃんと連絡するから、これからもよろしくね」
💬 例文
「毎年ありがとうね。実は最近、季節のご挨拶状は少しずつ整理していてね。もちろんこれからも変わらず仲良くしてね」
LINEでの一言編
普段からLINEでやり取りしている友人には、スタンプなどを添えて軽いトーンで伝えるのが自然です。堅苦しくならず、気軽な近況報告のついでに触れる程度で十分伝わります。
💬 例文
「毎年はがきありがとう!最近はLINEでのやり取りが増えたから、暑中見舞いは今年で一区切りにしようと思ってるよ。またこっちで連絡するね」
なお、年末の年賀状についても同様の悩みを抱える方が増えており、年賀状じまいとは?やめ方と例文まとめで詳しい進め方を紹介しています。あわせて、お歳暮・お中元をやめたい時のマナーや角が立たない上手な断り方【例文あり】も参考になります。
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関係を良好に保つためのポイント・注意点
暑中見舞いをやめる際は、伝え方以外にもいくつか気をつけたいポイントがあります。以下のチェックリストを参考に、相手との関係を大切にしながら進めましょう。
- 必ず感謝の言葉とセットで伝える
- 「今年から」「これを機に」など前向きな表現を使う
- 全員一律ではなく、相手との関係性に応じて伝え方を変える
- 完全にやめるのが不安な相手には、頻度を減らす選択肢も検討する
- 相手から届いた場合は、その年だけは簡単な返信を送る
特に目上の方や恩師には、電話やメールなど一言添える手段を選ぶと丁寧な印象になります。逆に親しい友人であれば、次に会った時に軽く触れる程度でも十分伝わります。相手との距離感に合わせて手段を選ぶことが、角を立てないための一番のコツです。
また、何年も続けてきた相手にいきなり全てをやめるのが心配な場合は、頻度を毎年から隔年に減らす、枚数を絞るなど段階的に見直す方法もあります。無理に一度で終わらせようとせず、自分と相手の双方が心地よい距離感を探っていくことが長く良い関係を続けるコツです。

また、暑中見舞いをやめると伝えた直後は、相手が少し寂しく感じることもあります。だからこそ、はがきやメールをやめた後も、誕生日やお中元など別の機会に一言添えるなど、形を変えてつながりを保つ工夫をすると、相手も安心してくれるはずです。
伝えるタイミングにも配慮しましょう。相手からの暑中見舞いが届く前、できれば7月上旬から中旬のうちに自分から動くと、相手も心の準備ができて角が立ちにくくなります。
ちなみに、暑中見舞いは立秋(8月上旬)を過ぎると「残暑見舞い」に呼び方が変わります。もし今年は送るかどうか迷ったまま時期を逃してしまった場合は、無理に暑中見舞いとして出そうとせず、次の機会にあらためて挨拶を検討するのも一つの方法です。
迷った時は、完璧なタイミングや文章を追い求めすぎないことも大切です。多少ぎこちなくても、感謝の気持ちさえ伝わればそれで十分です。
まとめ
暑中見舞いは義務ではなく、あくまで気持ちを伝えるための習慣です。感謝の言葉を添えながら、無理のない形に見直していけば、相手との関係を損なうことはありません。今年の一枚をきっかけに、自分に合ったスタイルへ切り替えてみましょう。
