「今年の忘年会、○日でどう?」上司から届いたLINEを見て、思わず既読のまま固まってしまった——そんな経験はありませんか。
忘年会や新年会は一年の締めくくりとして楽しみにしている人がいる一方で、正直気が重いと感じる人も少なくありません。
予定が重なっている、体力的にしんどい、単純に気が乗らないなど、理由は人それぞれです。
とはいえ断り方を間違えると、「付き合いの悪い人」という印象を持たれてしまうこともあります。
この記事では、会社の忘年会・新年会の誘いをメール・電話・LINEのシーン別に、角が立たない断り方の例文を紹介します。
正しい伝え方さえ知っておけば、断ることへの罪悪感やストレスをぐっと減らすことができます。
幹事・上司・取引先など相手別のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
なお、忘年会に限らず会社の飲み会全般の断り方については、会社や職場の飲み会の断り方と誘いを断る理由の記事でも詳しく解説しています。
忘年会・新年会の誘いを断る前に知っておきたいNGな断り方
忘年会や新年会は年に一度の機会であるため、断り方次第では人間関係に影響が出ることもあります。
特別なテクニックは不要ですが、いくつかのコツを知っているだけで印象は大きく変わります。
まずは避けたい、印象を悪くしてしまうNGな断り方を確認しておきましょう。
- 直前になってから急に断る
- 理由をまったく伝えずに一方的に断る
- 「めんどくさいから」など本音をそのまま伝える
- 誘われるたびに毎回同じ理由で断り続ける
これらの断り方は、相手に不誠実な印象を与えてしまいます。
できるだけ早めに、感謝の気持ちを添えて伝えることが、角を立てずに断るための基本です。
特に直前キャンセルは、幹事が人数や予算を再調整する手間を増やしてしまうため、印象を大きく損ねる原因になります。
また理由を伝えないまま断ると、相手は「本当は誘われたくなかったのでは」と不安になり、次回以降誘いづらくなってしまうこともあります。
反対に、早めの連絡と一言の感謝があれば、断られた側も気持ちよく受け止められます。
【メール編】忘年会・新年会の誘いを断る例文
メールで断る場合は、丁寧な言葉遣いを心がけつつ、簡潔に用件を伝えることが大切です。
日程が決まっている場合の断り方
すでに日程が確定している忘年会・新年会に対しては、参加できない理由を簡潔に伝えましょう。
💬 例文
「お誘いいただきありがとうございます。あいにく他の予定と重なっており、今回は参加を見送らせていただきます。楽しい会になりますよう、陰ながら応援しております。」
理由を詳しく説明する必要はありませんが、感謝の言葉と今後への前向きな姿勢を添えると好印象です。
日程が未定の場合の断り方
日程がまだ決まっていない段階では「予定がある」とは言えないため、返答を保留する形が自然です。
💬 例文
「お誘いありがとうございます。現時点で他の予定が入る可能性があるため、日程が確定次第、改めてご返信させていただいてもよろしいでしょうか。」
保留する場合も、いつまでに返答するかを自分の中で決めておくと、相手を待たせすぎずに済みます。
メールを送るタイミングの目安
断りのメールは、誘いを受けてから1〜2日以内に返すのが理想です。
返信が遅れるほど、幹事の準備を後手に回らせてしまい、印象も悪くなりがちです。
すぐに判断できない事情がある場合も、「返信をいつまでにする」という見込みだけは先に伝えておくと安心です。
【電話編】忘年会・新年会の誘いを断る例文
電話で直接誘われた場合は、その場ですぐに感謝を伝えてから理由を述べるとスムーズです。
🗣️相手「今年の忘年会、来られそう?」
🙂自分「お誘いありがとうございます。ただ、その日はどうしても外せない用事があって……申し訳ありません。」
電話は声のトーンが印象を左右します。
特に急な誘いに戸惑って言葉に詰まってしまうと、素っ気ない印象を与えかねません。
謝る際は、少し申し訳なさそうな声のトーンを意識すると、より気持ちが伝わりやすくなります。
上司からの電話を断る場合
上司から直接誘われた場合は特に、言葉選びに気を配りたいところです。
💬 例文
「せっかくお誘いいただいたのに申し訳ありません。実は体調があまり優れず、今回は参加を見合わせたいと思います。またの機会にぜひ参加させてください。」
体調や家庭の事情など、詮索されにくい理由を選ぶと、やり取りがこじれにくくなります。
電話で断る際に意識したいマナー
- 誘いの言葉を最後まで聞いてから返答する
- 断る理由より先にお礼の言葉を伝える
- 長々と言い訳せず、要点を簡潔にまとめる
電話はその場で会話が完結するため、あとから言い訳を重ねるよりも、最初の一言で誠意を示すことが重要です。
なお、上司からの誘いを繰り返し断りたい場合の対応については、飲み会など上司からのしつこい誘いの上手な断り方で詳しく解説しています。
【LINE・チャット編】忘年会・新年会の誘いを断る例文
最近はLINEやチャットで幹事から一斉に招集がかかるケースも増えています。
グループLINEの場合は他のメンバーの目もあるため、簡潔かつ丁寧な返信を意識しましょう。
💬 例文
「お誘いありがとうございます!今年は都合がつかず、残念ながら参加できません。楽しんできてください🙏」
スタンプや絵文字を交えると、文字だけのやり取りでも柔らかい印象になります。
ただし目上の人へのグループLINEでは絵文字を控えめにするなど、相手との関係性に応じて調整しましょう。
また、返信に迷って既読のまま放置してしまうと、相手を不安にさせてしまいます。
すぐに結論が出せない場合でも、「確認して今日中に返信します」など、一次リアクションだけは早めに送っておくと安心です。
相手別・忘年会や新年会の断り方のポイント
忘年会・新年会を断る際は、相手が誰かによって伝え方のニュアンスを変えると、より角が立ちにくくなります。
幹事に対する断り方のポイント
幹事は企画や調整に労力をかけているため、まずはその労をねぎらう言葉を添えましょう。
店の予約や人数の取りまとめなど、見えないところで動いてくれていることを想像すると、自然と感謝の言葉が出てくるはずです。
「準備してくれてありがとう」という一言があるだけで、印象は大きく変わります。
新年会ならではの断り方のポイント
新年会は仕事始め直後に開かれることが多く、年末年始の疲れや体調不良を理由にしても不自然ではありません。
また「実家への挨拶回りが長引いた」「まだ正月休みの延長で予定が読めない」といった、時期ならではの理由も使いやすいでしょう。
忘年会は断ったが新年会には参加する、あるいはその逆というように、年に2回のイベントで出席のバランスを取るのも一つの方法です。
上司に対する断り方のポイント
上司に対しては、できるだけ早い段階で欠席の意思を伝えることが大切です。
直前の連絡は、たとえ正当な理由があっても「配慮が足りない人」という印象につながりかねません。
また断った後は、翌日以降の会話で普段どおり接することも大切です。
断ったことを引きずって気まずい態度を取ると、かえって上司に気を使わせてしまいます。
取引先に対する断り方のポイント
取引先が主催する忘年会・新年会は、今後の関係性にも関わるため、より丁寧な言葉選びが求められます。
可能であれば、断りの連絡は電話やメールなど、記録に残る形で丁寧に伝えるのがおすすめです。
参加できない場合も、「またの機会にぜひ」という前向きな一言を忘れずに添えましょう。
できれば上司や自分の上長にも一報を入れておくと、社内外の連携がスムーズになり、後々のトラブルを防げます。
また、一次会には参加しつつ二次会だけを断りたい場合は、会社の飲み会の二次会を断る理由と例文も参考にしてみてください。
忘年会・新年会の断り方に関するよくある質問
忘年会を断ると出世に響きますか?
一度断ったくらいで評価が下がることは基本的にありません。
ただし毎回同じ理由で欠席が続くと、協調性を疑われる可能性はあるため、時には顔を出すことも検討しましょう。
大切なのは断ること自体ではなく、断り方や普段の仕事ぶりで信頼を積み重ねていくことです。
忘年会は断って新年会だけ参加してもいいですか?
問題ありません。
年末は多忙で、年始なら都合がつくという理由は十分に納得感があります。
「年末は立て込んでいますが、新年会にはぜひ参加させてください」と伝えれば、前向きな印象を保てます。
会費だけ払って欠席するのはアリですか?
職場の慣習によりますが、少人数の部署や親しい間柄であれば選択肢の一つになります。
ただし本来は任意参加のイベントで会費まで負担する必要はないため、幹事から特に求められていない限り、無理に申し出る必要はありません。
迷った場合は、幹事や上司にそれとなく職場の慣習を確認しておくと安心です。
どうしても参加しないといけない時の心構え
断り切れずに参加することになった場合でも、工夫次第で負担を減らすことができます。
1次会だけ参加して早めに切り上げる
他の予定を理由に、1次会のみ参加して早退する方法もあります。
全く参加しないよりも、顔を出すだけで会社への印象は大きく変わります。
会話のネタや過ごし方を事前に準備しておく
気の乗らない場では、何を話せばいいか分からず余計に疲れてしまうこともあります。
あらかじめ最近の仕事の話題や、来年の目標など無難な話のネタを2〜3個用意しておくと、当日の気持ちがぐっと楽になります。
忘年会・新年会に参加するメリットも押さえておこう
気が進まない忘年会・新年会ですが、参加することで得られるメリットも存在します。
- 一年の仕事を振り返り、同僚や上司と労をねぎらい合える
- 普段話す機会が少ない人ともコミュニケーションを取れる
- 新しい年の目標やチームの方向性を共有できる
特に、普段は業務連絡しかしない相手と落ち着いて話せる機会は、職場全体の人間関係にとって思った以上に貴重です。
本当に外せない予定がある場合は無理をする必要はありませんが、気持ちの問題だけであれば、年に一度は参加してみるのも一つの選択肢です。
角が立たない断り方チェックリスト
- できるだけ早めに返答する
- 感謝の気持ちを言葉にして伝える
- 理由は簡潔にし、詮索されにくい内容を選ぶ
- 次の機会につながる前向きな一言を添える
この4点さえ押さえておけば、メール・電話・LINEどの手段で伝える場合でも、相手に不快な思いをさせずに断ることができます。
まとめ:忘年会・新年会は感謝と誠意を込めて上手に断ろう
断る理由は人それぞれであり、無理をしてまで参加する必要はありません。
忘年会や新年会の誘いを断ること自体は、決して悪いことではありません。
大切なのは、感謝の気持ちと誠意を込めて、相手に配慮した伝え方をすることです。
この記事で紹介した例文を参考に、自分の状況に合った言葉でメール・電話・LINEを使い分けてみてください。
今年の忘年会・新年会シーズンも、誠実な一言を添えて、気持ちよく乗り切りましょう。
無理のない範囲で人間関係を保ちながら、自分らしい年末年始を過ごしましょう。
