「今年もオンラインで忘年会をやろう」と上司や幹事から連絡が来たものの、正直気が乗らない。画面越しの飲み会に苦手意識があるのに、対面よりも断りづらい空気を感じて、つい参加の返事をしてしまっていませんか。
会社の忘年会ほど断る理由が見えやすいわけではなく、画面に映るだけだから参加して当然、と思われがちなのがオンライン忘年会の厄介なところです。この記事では、社内チャット・メール・LINEといった連絡手段ごとに、角が立たないオンライン忘年会の断り方と、そのまま使える例文を紹介します。
なぜオンライン忘年会は断りにくいのか
オンライン忘年会は会場費や移動の手間がかからないため、幹事側は「気軽に誘える」と思っている場合が多いです。そのため、対面の忘年会より断る理由が見つけにくく、「画面に映るだけなんだから少しでいいじゃない」と押し切られやすい傾向があります。
また、参加者が自宅からそれぞれ接続する形式のため、誰がいつ参加を決めたのかが見えにくく、既読のまま返事を先延ばしにしてしまう人も少なくありません。結果として直前になって断りづらくなり、無理をして参加するという悪循環に陥りがちです。
ありがちなNG例
最もよくあるNG例は「既読無視・未読のまま放置」です。グループチャットで日程調整が進んでいるのに返事をしないと、幹事に催促される上、他のメンバーからも「忘れているのかな」と気を遣われてしまい、結局気まずくなります。
もう一つのNG例は、理由を伝えずに「ちょっと厳しいです」とだけ返すことです。理由が見えないと、幹事側は「単に乗り気じゃないのかな」と受け取り、翌年以降も何度も誘われ続ける原因になります。
角が立たないオンライン忘年会の断り方と例文
社内チャット(Slack・Teams)編
普段から気軽にやり取りしている同僚同士のグループチャットなら、硬すぎない言葉で、かつ理由と代替案をセットで伝えるのが基本です。直属の上司がいる全体チャットと、同期だけの雑談チャットでは、言葉の崩し具合を変えるとより自然に伝わります。
親しい同僚から社内チャットで誘われた場合
💬 例文
「お誘いありがとうございます!すごく嬉しいんですが、その日は家の用事が立て込んでいて画面の前にいられそうになくて、今回は見送らせてください。来月のランチ会には絶対参加するので、またその時誘ってください!」
メール編(上司・取引先向け)
部署をまたいだ合同開催や、取引先も参加するオンライン忘年会の場合は、メールで丁寧に欠席を伝える方が無難です。クッション言葉で感謝を示したうえで、理由は詳しく述べすぎず、簡潔に伝えるのがポイントです。
部長や取引先も参加する合同のオンライン忘年会に、メールで欠席を伝える場合
💬 例文
「お声がけいただきありがとうございます。せっかくの機会ではございますが、当日は別件の予定が入っており、残念ながら参加を見送らせていただきます。皆様にお会いできず恐縮ですが、新年のご挨拶の場では改めてご一緒させてください。」
LINE編(友人グループ・サークルのオンライン忘年会)
学生時代のサークルやOB会など、毎年恒例になっているオンライン忘年会を今年だけ欠席したい場合は、一度断ると二度と呼ばれなくなるのではと心配になる人もいます。その場合は、会自体への気持ちは変えずに、今回だけ事情があることを伝えると安心してもらえます。
毎年恒例のサークルのオンライン忘年会に、今年だけ欠席を伝える場合
🗣️相手「今年もオンライン忘年会やるよ!日程候補送ったから見といて〜」
🙂自分「いつも招待してくれてありがとう!今年は年末に実家に帰る予定が入っちゃって、その日は難しそうなんだ。」
その代わり、年明けに個別で顔を見て話せる機会を作ろうと一言添えると、関係が途切れる心配をせずに済みます。グループ全体には合わせられなくても、個人的なつながりは別に続けられることを伝えるのがコツです。
口頭で誘われた場合のフォローメッセージ
オフィスで直属の上司から「今年もオンラインでやるから空けておいて」と口頭で声をかけられた場合、その場で即答を求められて困ることがあります。一旦は受け止める姿勢を見せつつ、後で個別にチャットやメールで事情を伝え直すと、落ち着いて言葉を選べます。
直属の上司から週明けに口頭で誘われ、後日チャットでフォローする場合
💬 例文
「先日はお声がけいただきありがとうございました。改めて予定を確認したところ、その日は通院の予約が入っていて参加が難しいことがわかりました。せっかくの機会なので、次回また声をかけていただけたら嬉しいです。」
普段から軽い雑談ができる同僚にはチャットでくだけた言葉を使い、取引先や上層部が絡む場では文面を整えたメールで伝える、というように相手との距離感で手段を変えるのが基本です。口頭で急に誘われた場合は即答せず、後から文章で丁寧にフォローする形にすると、言葉選びで失敗しにくくなります。
関係を良好に保つためのポイント・注意点
オンライン忘年会を断ったあと気まずくならないためには、返信のタイミングと言葉選びにいくつかのコツがあります。以下のチェックリストを参考に、自分の状況に合わせて調整してみてください。
- 日程調整の連絡が来たら、できるだけ早めに返信する(既読放置が最も印象を悪くする)
- 断る際は「今回は」という言葉を入れ、次回以降も関係を続けたい気持ちを示す
- 可能であれば、個別のランチや短い通話など、別の形で顔を合わせる提案をする
- グループ全体に向けた返信ではなく、幹事個人に一言添えると丁寧な印象になる
特に気をつけたいのは、断った直後の態度です。画面越しのやり取りが中心になる相手ほど、次に会った時やチャットでの何気ない一言が印象を左右します。欠席を伝えたあとも、仕事や普段の会話ではいつも通り明るく接することで、断りを特別扱いしていないという姿勢が伝わります。
なお、対面の忘年会・新年会そのものを断りたい場合や、忘年会の司会を頼まれて断りたい場合は、それぞれ対面特有の事情も関わってくるため、別の記事で詳しく解説しています。
忘年会以外のオンラインでの誘い全般への対応は、SNS・オンラインの誘いを角が立たない断り方でも扱っているので、合わせて参考にしてみてください。
よくある質問
オンライン忘年会を断る理由は正直に言うべき?
必ずしも詳細を話す必要はありません。「別の予定がある」「通院の予約がある」程度の簡潔な理由で十分で、むしろ事情を細かく説明しすぎると不自然に聞こえることがあります。
カメラをオフにして少しだけ参加するのはあり?
顔を出したくないだけなら一つの選択肢ですが、気が乗らないのに無理に参加すると疲労が残りやすいです。参加したい気持ちがあるかどうかで、短時間だけの参加か完全に欠席かを選ぶとよいでしょう。
一度断った後、気まずくならない?
断ったあとも普段のやり取りをいつも通り続けていれば、徐々に気まずさは薄れていきます。次の機会に自分から軽く話題を振るなど、小さな接点を作ると関係が滞りにくくなります。
毎年同じ会に誘われ続ける場合はどうすればいい?
毎回理由を変えるよりも、「冬は予定が立て込みやすい」など一貫した傾向を伝えておくと、幹事側も次回の誘い方を調整しやすくなります。
まとめ
オンライン忘年会は会場や移動の負担がない分、断る側の事情が伝わりにくいという特有の難しさがあります。それでも、相手との距離感に合わせてチャット・メール・口頭フォローを使い分ければ、無理に参加しなくても関係を壊すことはありません。画面の向こうの相手を思いながら、自分の気持ちに合った伝え方を選んでみてください。
