なぜ居酒屋ではお通し代があるのか?いらないと断るのはマナー違反?

なぜ居酒屋ではお通し代があるのか?いらないと断るのはマナー違反?
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居酒屋では席につくとすぐに出てくるお通しがありますが、

居酒屋のお通しいらないんだけど、断ってもいいのかな?

と思う方もいるでしょう。

なぜならお通しは注文せずに出てくる料理ですが、基本的に有料なので

なんで頼んでもいない料理にお金払わないといけないんだろう

と思う方もいると思います。

今回はそのお通しについて解説していきます。

お通しについて、断ってもいいのか、断り方、よくあるトラブルや質問などを解説しているので、お通しを断りたいと思っている人は参考にしてみて下さい。

目次

居酒屋のお通しとは

お通しは日本の主に居酒屋で提供される注文した料理の前に提供される、おつまみや漬物などの一品料理のことです。

お通しは通常、注文をする前に自動的にテーブルに出されます。

まずは居酒屋におけるお通しの由来や意味について解説します。

お通しはなぜ出されるのか?

居酒屋ではお客様が料理を注文する前に少しでも食べ物を提供することで、お客様を歓迎しくつろいでいただくことを目的としています。

居酒屋では注文してから料理が出てくるまでに少し時間がかかります。

そこでお客様が注文した料理が出てくるまでの間、何か食べられるものを提供することで手持無沙汰感を解消し、ゆっくりと料理を選んでもらうようにしています。

つまりお通しは席に着いてから注文の品が提供されるまでの、つなぎとして出される簡単な料理です。

またお通しは店の雰囲気や料理の一部として、お客様に店の特色や料理のクオリティを感じてもらうためのものとも言えます。

お通しの由来や意味

「お通し」の由来については、2つの説が有力です。

どちらの説が正しいのかは定かではありませんが、いずれにしても「お通し」は、お客様が席に着いてから注文の品が提供されるまでのつなぎとして出される料理であるという点は共通しています。

1つ目の説

1つ目の説は、お客様の注文に対して「お店が注文を承りました」ことを表すために出されるようになったというものです。

この説によると、「お通し」は「お客様の注文はお通ししました」の意味から名付けられたと考えられます。

2つ目の説

2つ目の説は、お客様を席に「通し」た、または注文を厨房に「通し」た合図だといわれているというものです。

この説によると、「お通し」は「通し」の意味から名付けられたと考えられます。

お通しが出る店と出ない店の違い

居酒屋にはお通しが出る店と出ない店があり、お通しが出る店と出ない店の特徴は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

客層

お通しが出る店は主にチェーン店や大衆居酒屋など、幅広い客層をターゲットとしている店が多い傾向にあります。一方、お通しが出ない店は、地元の常連客をターゲットとしている店や、高級志向の店などが多い傾向にあります。

料理のスタイル

お通しが出る店は、定番の居酒屋メニューを提供する店が多い傾向にあります。一方お通しが出ない店は、旬の食材を使った創作料理や、こだわりの料理を提供する店などが多い傾向にあります。

コストパフォーマンス

お通しが出る店は、お通し代を加味すると全体のコストパフォーマンスが下がる傾向にあります。一方お通しが出ない店は、お通し代がかからない分、全体のコストパフォーマンスが高くなる傾向にあります。

お通しが出る店と出ない店の具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • お通しが出る店
    • 大手チェーン居酒屋
    • 地元の居酒屋
    • カジュアルな居酒屋
    • 定番居酒屋メニュー
  • お通しが出ない店
    • 個人経営の居酒屋
    • 高級居酒屋
    • 創作居酒屋
    • こだわりの料理を提供する居酒屋

もちろん上記の違いはあくまでも傾向であり、必ずしも当てはまるわけではありません。

お通し・突き出し・先付けの違い

「お通し」「突き出し」「先付け」はいずれも食事が始まって最初に出てくる料理ですが、それぞれに意味や由来が異なります。

お通しとは

主に居酒屋などで見られる料理を注文したあとに出される小皿料理を指します。

料理が到着するまでのあいだに酒を飲みながら軽くつまめるものとして、主に枝豆や冷奴、煮物などの定番メニューが提供されます。

お通しは別料金となる場合が多く、席料の意味を持つこともあります。

突き出しとは

お通しと同様に食事が始まって最初に出てくる料理ですが、お通しとは異なり注文を受けてから出すものではなく、注文を受けたかどうかにかかわらず出すのが特徴です。

突き出しの由来はお客様の注文とは関係なく店側が「突き出す」ものだから、というのが語源になっているとも言われています。

また、お通しは居酒屋などで見られることが多いのに対し、突き出しは割烹や料亭など比較的格式の高いお店で提供されることが多いです。

突き出しはコース料理に含まれている場合もあれば、別料金となる場合もあります。

先付けとは

先付けは会席料理や懐石料理の最初に出てくる料理を指します。

先付けは料理人がその日の旬の食材や季節感を表現した料理を心を込めて作るものです。

先付けはコース料理に含まれていることが多いため、別料金となることはほとんどありません。

お通し・突き出し・先付けの違いまとめ

以上のことから「お通し」と「突き出し」は、どちらも食事が始まって最初に出てくる料理ですが、注文の有無や提供される場所、料金の有無など、いくつかの点で違いがあります。

また「先付け」は会席料理や懐石料理の最初に出てくる料理であり、料理人の心意気が込められた料理であることが特徴です。

いらないお通しは拒否できる?

居酒屋でお通しを断ることは可能です。

客は注文をしていないお通しの支払いを拒否する権利があります。

ただしお通しの料金が席料に含まれている場合は、席料としてお通しの料金が請求されることになるため注意が必要です。

またメニューに「お通し代別途」などの表記がある場合や、あらかじめお店側から「お通しは席料に含まれています」などの説明を受けた場合はお通しの拒否はできません。

お通し代の相場

お通し代の相場は店舗や地域によって異なりますが、300円から600円程度が一般的です。

ただし高級なレストランや観光地の飲食店では、お通し代が1,000円を超えることもあります。

お通し代は、飲食店の経営方針やサービス内容によっても変化します。

一部の飲食店ではお通し代を徴収せずに、代わりにドリンクの注文を促すこともあります。

またお通し代の代わりにテーブルチャージや席料といった別の料金を設定している場合もあります。

ただしお通し代はお店側の裁量によって決められるため、必ずしも上記の相場やルールに当てはまるわけではありません。

気になる人はお店に入る前にお通し代やその他の料金について確認しておくと安心です。

ぼったくりと思ったら拒否していい?

お通し代がぼったくりと感じる場合は、拒否することもできます。

お通し代は通常メニューに載っていない料金であり、客にとっては予想外の負担となる場合もあります。

そのためお通し代が高額であったり、明示された理由がない場合は客として拒否することができます。

ただし食べてしまってからではキャンセルするのは難しいため、お通し代が気になる人は事前に確認しましょう。

またお通しが「席料」として捉えられる可能性が高い場合も、拒否が認められる可能性が低くなります。

ただし上記のケースで実際に拒否が認められるかどうかはお店によって異なるので、お通し代が気になる人で特に初めて行くお店の場合は事前に確認するようにしましょう。

お通し無料の飲食店が増えている

近年お通しを無料で提供する飲食店が増えています。

その理由としては以下のようなものが挙げられます。

  • 客からの「お通しを断りたい」という要望
  • トラブル防止
  • 競争力の向上

客からの「お通しを断りたい」という要望は、以前よりも大きくなっています。

またお通しをめぐるトラブルも増加しており、トラブル防止のためにお通しを無料で提供する飲食店が増えています。

さらに、お通しを無料で提供することで、競争力の向上にもつながるという考えもあります。

居酒屋でのお通しの上手な断り方と例文

それでは具体的にどのように断るか、例文をいくつかご紹介します。

女性

このお通しとっても美味しそうなんですけど、他にも気になるメニューがあって今日はそれを楽しみたいと思っていまして、お通しをお断りしてもよろしいでしょうか?

男性

お通しありがとうございます。ただ、ちょっとアレルギーの関係でこの料理は食べられません。他のメニューを注文するのでよろしいでしょうか?

女性

お通しありがとうございます。ただ今日はのんびりお酒だけで楽しみたい気分でして、お料理はその後でお願いできればと思うんですが、よろしいでしょうか?

またはストレートに聞いてみるのもいいでしょう。

男性

お通しカットできますか?

お店によっては断れないかも知れないので、その場合は受け入れるかお店を変えるかしましょう。

お通しのよくあるトラブル

お通しは「勝手に出てくる上に有料」ということで、トラブルが起こることもあります。

無料だと思ったら有料だった

よくあるトラブルの一つは、無料だと思っていたお通しが有料だったということです。

お通しは基本的に有料のものですが、初めて居酒屋に行く人はサービスと思うかも知れません。

なので後からレシートを見て、

男性

お通し?こんなの注文してないぞ??

という人もいるかも知れません。

お店側もお通しを出すときに

居酒屋店員

こちら有料のお通しになります

とは言いませんし、お通しのシステムについても説明はありません。

特にお金のない学生などは有料と知っていても不満に思うかも知れませんが、食べてしまった後ではキャンセルするのは難しいと思っておきましょう。

文化の違いでお通しを知らない外国人からクレーム

お通しは日本の飲食文化において一般的な概念ですが、外国人にとっては理解しづらいこともあります。

外国人からのクレームの中には、

外国人

注文していない料理が出てきた

といったものもあります。

これはお通しの文化に慣れていないためであり、彼らにとってはメニューに記載されていない料理に対して追加の料金が発生することは不明瞭で、不満を抱くことがあります。

これらのトラブルを避けるためには、お通しの概念を事前に説明することが重要です。

外国人のお客様に対してはメニューに明記するかスタッフが説明することで、料金や料理の提供方法についての誤解を解消することができます。

お通しのトラブルを防ぐ方法

お通しのトラブルを防ぐ方法はお店側がしっかり伝えることです。

事前に料金などを説明する

お通しは勝手に出てくる上に有料なのがトラブルの原因なので、お通しの存在や料金について店頭やメニューに明記しておくことで、外国人客やお通しの存在や料金について知らない客の理解を得ることができます。

外国人向けに多言語表記で説明をしておく

よくあるトラブルで解説したように、文化の違いから外国人からのクレームがありえます。

なので外国人観光客に対して、例えば5ヵ国語の表記で「すべてのお客様にテーブルチャージがかかる」「お通しはテーブルチャージの一部である」という内容を告知することで、理解を促進できます。

お通しのよくある質問

お通しに関してよくある質問をまとめました。

お通しが苦手な料理なら断ってもいい?

お通しは自分で選べないので、苦手な料理が出てくる可能性もあります。

そしてお通しを断ること自体は問題なく、苦手な料理やアレルギーの関係で食べられない場合も断ってOKです。

ただし口をつけてしまったらキャンセルするのは難しいので、食べてから

女性

これ美味しくなかったらお通しカットで!

通用しないと思って下さい。

席料は別?

お通しは飲食店側から客へのおもてなしとして提供される小鉢料理のことで、席料は席の使用料として徴収される料金なので別物になります。

なので別々に請求されるのが基本ですが、まとめて請求する店もあります。

食べてしまった後にキャンセルできる?

これは先ほども書きましたが、食べてしまった後にキャンセルすることはできません。

お通しに口をつけた時点で「お通しの提供について承諾した」とみなされるためです。

また口をつけていないとしても、提供されてから時間が経ってしまった場合は、衛生上の問題などからキャンセルが難しくなると思っておきましょう。

おかわりは出来る?

お通しの料理はメニューには無いものであることが多いですが、有料でおかわりできる店もあります。

無料の店もある?

お通しは基本的に有料ですが、中には無料で提供される店も存在します。

ただし基本的には有料だと思っておき、無料だったらラッキーくらいの感覚でいましょう。

お通しは英語で何と言うの?

これは居酒屋側が外国人に説明するときに必要かと思います。

お通しは英語で「mandatory appetizer」または「compulsory appetizer」と言います。

「mandatory」は「必須の」「強制の」という意味で、「compulsory」も同じ意味です。

お通しは居酒屋などの飲食店で席に着いたときに注文した料理が出されるまでの間に出される料理で、料金が加算されるため英語では「必須の」または「強制の」と表現されます。

まとめ:居酒屋のお通しを断ることは可能!

今回は居酒屋のお通しについて解説してきました。

お通しは日本特有の文化みたいなものですが、自分で選んだ料理じゃないのに有料なので日本人でも納得いかないと言う人もいると思います。

そんな時はこの記事で断り方を参考にしてみて下さい。

以上になります。

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