自宅にいるときに、
訪問販売員玄関先までお願いします!
という訪問販売が来ることがありますが、多くの人は頼んでもいない販売は来て欲しくないと思っているでしょう。
しかしそう思っても来てしまうので、今回はしつこい訪問販売の上手な断り方のコツと、訪問販売が来る確率を下げる対策方法について解説していきます。
訪問販売の上手な断り方


まずは訪問販売の上手な断り方について解説していきます。
居留守(いるのがバレてもOK)
訪問販売の断り方で一番簡単なのが居留守です。
居留守というのは実際は家にいるのに誰もいない状態を装う、つまり留守を装うことですね。
そして居留守は家にいることがバレないようにしなければいけないと思うかも知れませんが、営業マンが来てから電気やテレビを消して気配を無くそうとしても意味がないので、単純に応答しなければOKです。
なのでインターホンが鳴っても相手から名乗るまでこちらからは話しかけないようにしましょう。
しかし居留守にはデメリットもあり、それについては後ほど解説します。
扉を開けない
訪問販売対策には居留守をしようと思っても、ついインターホンに出てしまうかも知れません。
その時はインターホンか扉越しに会話をして、決して扉を開けないようにしましょう。
扉を開けたからといって強引に中に入ってくるということは滅多にないと思いますが、その可能性はあるし面と向かってしまうと断るのも面倒かと思います。
最初に「営業ですか?」と聞く
訪問販売に来た営業マンは、訪問販売かどうか分かりにくい感じで話をしてくるかも知れません。
これは営業だと思われたら断られると思っているからですね。
最初に相手が名乗らなかった場合は、



営業ですか?
とすぐ聞きましょう。
直接聞かれたら相手は答えざるを得ないので「営業です」と答えると思います。
そして「営業です」と答えたら



申し訳ありませんが営業はお断りしています
と言いましょう。
中にはすぐ「営業です」と答えずに答えを濁す人がいるかも知れませんが、そうしたらもう一度はっきりと「営業ですか?」と聞きましょう。
営業なら断ればいいですし、営業じゃなければ何なのかはっきり確認しましょう。
きっぱりと「いりません」と断る
訪問販売の営業マンが訪れた場合、はっきりと断ることが重要です。
インターホン越しに断るときにも話を聞こうとする姿勢でいると、相手も食い下がってなかなか帰ってくれないのできっぱりと「いりません」と伝えましょう。
変に期待を持たせるような回答はお互いのためになりません。
「玄関先までお願いします」の断り方
インターホンが鳴って相手が名乗る前にこちらから「はーい」など声をかけてしまったとき、



玄関先までお願いします!
と言われるかも知れませんが、営業されたいのでなければ、



申し訳ございません。玄関先までお伺いすることは出来ません。
といった感じでストレートにお断りしましょう。
ここで、



今は忙しいので
など理由を言ってしまうと、



何時頃なら大丈夫でしょうか!
と、やり取りが続いて面倒になる可能性があるので、営業と分かれば



申し訳ございませんが、お話をお聞きする気はありません。



今は一切の訪問販売はお断りしております。
といった感じできっぱり断りましょう。
身分証の提示を求めて写真を撮る
ここまでの方法できっぱり断って帰ってくれればそれで大丈夫ですが、なかなか帰らない場合は身分証明書の提示を求めて、写真を撮らせてもらいましょう。
悪質な訪問販売員であればそれは嫌がりますし、写真を撮られたら強気には来れなくなる可能性が高いです。
録音する
身分証の提示と撮影に加えて、



会話を録音してもいいですか?
と聞きましょう。
詐欺でなければ録音されても問題ないはずですよね?
そして録音をしておけば不実告知や事実不告知があったときの証拠にもなるので、もし購入する可能性がありそうだと思った場合にも録音しておくと安心です。
不実告知とは?
引用元:消費者契約法の基礎知識(前編)|第二東京弁護士会
“不実告知(第4条1項1号) 不実告知は、事業者が一定の重要な事項について虚偽の情報を提供してしまうことで、消費者がその事実を誤認して契約締結をした場合に取消権を認めるものです。 事業者が虚偽の事実を告げることは消費者の判断を誤らせることになりますので、不適切な情報提供行為で取消事由として規制されています。”
事実不告知とは?
引用元:事実不告知とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書
“法律上の効果を生ずる原因となる自分に不利な事実の存在を認識しながら、法律行為の相手方に告げないこと。 例えば事業者が、消費者に不利益となる事実があることを認識していたのに、あえてその事実を相手方である消費者に告げないで契約を締結させること。 契約の取消しおよび代金返還の原因となる。”
帰らないと通報すると言う
これはもう最後の手段ですが、どうしても帰ってくれないときは、



帰らないと通報します!
と言いましょう。
そして言うだけでなく実際に警察を呼びましょう。
そこまでしつこい人だとハッタリだと思われるかも知れないですし、実際に帰れと言っても居座るのは不退去罪という立派な犯罪なので、遠慮なく警察を呼びましょう。
警察が来る前に居なくなったら、それまでに撮影や録音をしたデータを見せれば嘘の通報ではないという証拠になります。
不退去罪とは?
“不退去罪は刑法第130条第百三十条 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。”
引用元:不退去罪とは|逮捕される要件と罰則・該当する行為や実例を紹介|ベンナビ刑事事件(旧:刑事事件弁護士ナビ)
訪問販売を行う主な業種


訪問販売は様々な業種で行われていますが、主な業種をご紹介します。
- 保険会社(生命保険・火災保険など)
- 通信サービス(インターネット回線・プロバイダーなど)
- 教育関係(教材・塾・家庭教師など)
- 美容関係(美容器具・化粧品など)
- 新聞・雑誌
- 電気事業者
- 不動産
- リフォーム
- 食品
- 健康食品・サプリメント
- 健康器具
- 宗教
他にもあると思いますが、最後の宗教のように販売というより勧誘の場合もあります。
やってはいけない訪問販売のNGな断り方


それでは断り方よりある意味重要なやってはいけないNGな断り方について解説します。
お金がない・高いと断る
まずは断る理由として使う人が多いと思われる「お金がない」や「高い」です。
これを理由にするとローンの組ませようとしたり、割引の提案をされてしまう可能性が高いです。
つまり、



お金の問題が解決すれば買いたいってことですね
と思われてしまうので、断るのが面倒になってしまいます。
質問をする
上手く断れずに会話が続いてしまい、さらに質問をすると「商品に興味がある」と思われてさらにグイグイセールスされる可能性があります。
もし少しでも興味がある商品であれば質問してもいいと思いますが、全く買う気がなければ変に質問するのはやめましょう。
質問に答える
先ほどは「興味のない商品に対する質問をするのはやめましょう」と書きましたが、こちらから質問をしなくても訪問販売員の方から質問されることがあります。
これも同様に質問に対して回答をしていたらいつまで経っても断れずに帰ってくれません。
なので質問に対しては反射的に答えてしまうかも知れませんが、回答せずにきっぱりと「いりません」と断りましょう。
忙しいと断る
これも言ってしまいがちだと思いますが、これを言うと、



それでは何時頃なら空いてるでしょうか?
と聞かれたり、1時間後にまた来てしまうかも知れません。
つまり購入しないのは「忙しいから」であって「欲しくないから」ではないと解釈してしまうからです。
このように都合の良い解釈をさせないためにも、きっぱりと「いりません」「買いません」と断りましょう。
横柄で乱暴な態度をとる
訪問販売は時間を取られるので商品に興味がない人からすれば迷惑行為とも言えますが、横柄で乱暴な態度をとると恨みを買う可能性もあります。
例えばその訪問販売員は当然自宅周辺を周っているので、そこで訪問した家の人に悪口を言われる可能性もあります。
例えば、



あそこの奥さんすごいヒステリックですね
など。
もし悪口を言われなくても大声で怒鳴るように追い返していたら、その様子を近所の人に見られる可能性もあります。
また、恨みを買ってしまったら個人的に嫌がらせをされる可能性も0ではありません。
こういったリスクを避けるためにも、丁寧な言葉遣いで断るように気を付けましょう。
曖昧な返答や「いいです」などどちらとも取れる言葉を使う
日本語は難しいもので、曖昧な返答や「いいです」といったYesともNoともどちらとも取れる言葉を使ってしまうと、訪問販売員は都合の良い意味で解釈してしまいます。
なので「大丈夫です」とかも使わず、「いりません」「買いません」とはっきりと断りましょう。
居留守は何度も来る可能性あり
居留守は一番簡単な断り方というか対応ですが、訪問販売員からすれば断られたわけではないので、再訪問される可能性があります。
一度断れば特定商取引法の再勧誘の禁止により、再訪問は違法となります。
なので頻繁に同じ人が来るようであれば、一度対応をしてきっぱりと断りましょう。
再勧誘の禁止とは?
2009年12月に特定商取引法が改正され、電話勧誘販売、もしくは訪問販売の場合、消費者が「いらない」「興味がない」とはっきりと勧誘を断っているにもかかわらず、業者が引き続き勧誘したり、再度勧誘してはいけないことになりました(再勧誘の禁止)。
引用元:勧誘電話を一度断ったが、その後も電話がかかってくる(消費者トラブル解説集)_国民生活センター
家主は外出中で自分では決められないと嘘をつく
これも使ってしまう人がいると思いますが、



主人がいないので私では決められません
と言って購入の決定権が自分にはないと言ってしまうと、



それではご主人はいつご自宅にいらっしゃいますか?
と聞かれてしまうのがオチです。
そうなると主人から、



なんでその場で断ってくれなかったの?
と言われてしまうかも知れません。
なのでこれも断るならその場ではっきりと断りましょう。
買わない理由を言う
これもつい言ってしまいがちかも知れませんが、買わない理由を言うと反論の余地を与えることになってしまいます。
例えばこれまで解説した内容を使うと、
- お金がないから → ローンや割引を提案される
- 忙しいから → いつなら空いてるか聞かれる
- 自分では決められないから → いつなら決定権を持っている人がいるか聞かれる
といった具合です。
なので断るときは変に理由は言わずに「買いません」と言えばOKです。
会話ができなければ相手も営業できません。
訪問販売を未然に防ぐ対策方法


訪問販売を楽しみに待ちわびる人は基本的にいないと思います。
そこで訪問販売を未然に防ぐためのいくつかの対策方法をご紹介します。
訪問販売お断りのステッカーを玄関先に貼る
玄関先に「訪問販売お断り」というステッカーを貼ることは、訪問販売員に対して明確なメッセージを送る方法の一つです。
ただし見えないところに貼っても意味が無いので、玄関やドアの目立つ場所に貼りましょう。
またステッカーのデザインや言葉遣いにも注意が必要で、分かりやすく且つ断りやすい表現を使用することで、訪問販売員に対して明確な意思表示をすることができます。
ステッカーを無視、もしくは見えなかったフリをして来る訪問販売員もいるかも知れませんが、これで自宅に訪れる訪問販売員の数は減らせるでしょう。
防犯カメラを設置
防犯カメラを設置することで、悪質な訪問販売業者が家に近づくことを抑止することができます。
もちろん悪質ではない訪問販売員もいるので、その場合は防犯カメラがあっても来るかも知れませんが、訪問販売員の中で悪質な人だけでも抑止できるなら設置した方がいいと思います。
また防犯カメラが高くて変えないという人は、防犯カメラのダミーや「防犯カメラで撮影中」と書いてあるステッカーでも効果はあります(実際に録画はできませんが)
防犯カメラは当然訪問販売員だけに効果があるわけではなく、通常の防犯対策にもなるのでもし設置していなければ検討してはいかがでしょうか?
モニター付きインターホンを設置
モニター付きインターホンであれば、チャイムに応答しなくても相手の様子が見れます。
見た目だけでは訪問販売か判断できないかも知れませんが、
- こちらからは相手の姿が見えている
- 相手からはこちらの姿は見えず、でも自分の姿は見られている
という状態なので、防犯カメラと似たような効果もあります。
また来たら通報すると言う
訪問販売はしつこいイメージがあると思いますが、その場合は、



また来たら通報します
と言いましょう。
一度断れば特定商取引法の再勧誘の禁止により再訪問は違法となりますが、それでも来るようであればこう言いましょう。
ポストや玄関を綺麗に整理整頓しておく
これは一見関係なさそうに思えますが、ポストに郵便物が溜まっていたり、玄関は散らかっていると気が緩んでいて隙がある人と思われてしまう可能性があります。
逆にめちゃくちゃ綺麗で整理整頓してあり、さらに物が少ないと訪問販売員も、



この家はガードが堅そうだな・・・
となり、来なくなる確率が上がると思います。
マーキングを消す
マーキングとは訪問販売員が自宅の表札やポストなどに小さな印や記号をつけることです(空き巣もやる手法)
これは訪問販売員が営業効率を上げるために行われるもので、その家の留守時間や住人の性格や反応などを把握するために使われています。
そしてそのマークは同業者と情報共有するためでもあり、例えば以下のような感じです。
- ◎:成約成立済み
- 〇:見込み客
- △:見込みはあるが断られる可能性が高い
- ×:成約の見込みなし
そしてマーキングがされやすい場所は以下になります。
- 玄関
- 表札
- ポスト
- インターホン
- ガスメーター
- 水道メーター
この辺を見て怪しいマークや記号があれば削除しておきましょう。
もし「成約の見込みなし」というマークならそのままにしておいた方が良いかも知れませんが、マークの意味は人によって異なるかも知れないので、削除した方がいいでしょう。
削除したという形跡を残しておけば、



ここは防犯意識が高い家だな
と思い、訪問されにくくなるかも知れません。
訪問販売お断りステッカーは逆効果?


訪問販売お断りステッカーは訪問販売業者に対して「営業や勧誘はご遠慮ください」というメッセージを伝えるために使用されます。
なのでステッカーは訪問販売業者を寄せ付けない効果がありますが、逆効果の場合もあります。
それは、



この家は気が小さくて自分で断れない押しに弱いタイプだな
と思われてしまう可能性があるからです。
しかしステッカーのおかげで来なくなる訪問販売員もいるので「ステッカー+断るスキル」があればOKです。
なのでステッカーを貼ったからと言って訪問販売が来なくなるわけではない、ということは肝に銘じておきましょう。
まとめ:訪問販売は断り方とNGな断り方を両方知っておこう!


今回はしつこくて嫌われがちな訪問販売の断り方について解説してきました。
きっぱりと「いりません」「買いません」と言える人は問題ありませんが、なかなか上手く断れない人はこの記事を参考にしっかりと準備しておきましょう。
以上になります。

